論文の組み立て方

教材

論文を書くとは

小論文とは自分の意見を相手に理解してもらうためにその意見の利点を主張するための文章です。初めて小論文を書くと作文と区別がついていないと指摘される人もいます。作文はそのときに感じたことや体験したことなどを書くため読む相手を特に意識していない場合もありますが、小論文は必ず読む相手を想定して書き、しかもその相手は自分と意見が異なるものとして作られるため自分の思いを論理的に伝える文章にしなくてはなりません。論理的にというと堅苦しく感じる人もいますが、ある程度書き方は決まっているためその書き方を理解できれば小論文としての体裁は整います。小論文の書き方は一般的に文章構成を崩さないために下書きからはじめます。まず与えられたテーマに対する問題点を挙げ、その問題点に対する複数の意見を考えます。その意見のうち、一番共感できるものを選び、その理由やメリットを考えます。次に選ばなかった意見のメリットとデメリットを踏まえ、その意見を選ぶ理由に理解を示します。その上であえて自分が選んだ意見のメリットを強調し反対意見に説得を試みます。以上が書き方の基本ですが、さらに自分が選んだ意見に含まれる問題点への解決方法を付け加えるとより自分らしい文章になり説得力が増します。下書きが完成したら文章にする作業が残っていますが、ここで小論文ならではの問題点が浮上します。字数制限のない論文と違い、文字数指定がされていることが多いため下書きどおりにかけない場合が出てきます。そのときは単語を書き換えたり内容が大きく変わらない範囲で文章を減らしたりするなどの工夫が求められます。よって小論文を書くことは論理的な主張の仕方だけでなく短い文の中でいかに伝えられるかが求められます。